舞茸(マイタケ)

○舞茸(マイタケ) その昔、山中で発見した人が喜んで舞い踊ったことから舞茸の名を与えられたといわれるマイタケは、人工栽培技術も確立して食材としての認知度はつとに高いが、近年は薬用キノコとして日本のサプリメント市場に歓迎されている。 同じサルノ…

杜仲葉

○杜仲葉 高血圧・老化・記憶力減退に有効古代中国の薬物書『神農本草経』に「上薬」として収められた杜仲は、中国西南部原産の樹高20mにも達するトチュウ科の落葉高木トチュウの樹皮である。漢方では「肝や腎の機能を高め、陰気を去り、精をつける」とし…

免疫ミルク

○免疫ミルク アメリカのスターリ研究所が開発した免疫作用を持つ粉ミルク。免疫機能を高めるラクトフェリンは母乳に多く含まれているが、免疫ミルクは、ラクトフェリンを母乳以上に多く含み、さらに他の免疫活性物質も加えてある。ガンの予防やC型肝炎の治…

豆乳

○豆乳 大豆を一晩水につけておき、すり潰して加熱し、ろ過すると乳状の液体が得られるが、これが豆乳の原型である。これは豆腐の製造過程で生まれるが、そのままでは青くさい大豆臭があり飲用には向かない。市販されている豆乳は、脱皮した大豆を熱処理し、…

よもぎ

○よもぎ 本州をはじめ四国、九州などの山野で普通に見かける多年草。春先の若葉は草餅に搗き込むことでよく知られ、非常に身近な薬草として古くから親しまれてきた。分献での初出は『万葉集』で、すでに奈良朝の末期には5月の節句に、菖蒲とともに軒先に飾…

リングフィッシュ自己発酵エキス(リカメン)

○リングフィッシュ自己発酵エキス(リカメン) 高圧・暗闇の深海で生息する魚には、高ストレスの極限環境から身を守るため、体内で特異な自己発酵物を産生するものが多い。北大西洋の深海2000mに済むリングフィッシュもそのような魚の一種だ。リングフ…

活性炭(ヘルスカーボン)

○活性炭(ヘルスカーボン) 農薬や睡眠薬による急性中毒の際、その強力な吸着材としての作用で治療に使われるのが薬用活性炭である。毒物を吸着させて体外に排出する力が強力であるが、副作用(便秘)が強く、常時摂取することはできない。 そこで、薬用の活…

小豆

○小豆 小豆は東アジア原産のマメ科の一年草で、ショウズともいい、大豆とともに古くからわが国では栽培され、餡や汁粉、赤飯、小豆粥などと季節を問わず親しまれてきた食材の一つである。 主成分は糖質とタンパク質であるが、特徴はビタミンB1を多量に含む…

紅茶

○紅茶 紅茶の始まりはイギリスと思っている人が多い。しかし、この紅茶も中国から始まった。イギリスに紅茶が渡ったのは清時代(1644〜1911年)初めの1650年代のことだが、たちまち紅茶は人気を博して需要が急伸、イギリスは紅茶の税金で海軍力…

ジャスミン茶

○ジャスミン茶 加湿した中国緑茶やウーロン茶に様々な花を加えて香りづけをし、そのあとに花を除いて乾燥させたお茶を花茶と呼ぶが、ジャスミン茶(中国名・茉莉花茶)はその一つで、花茶の中では最もよく知られている。 中国のジャスミン茶の産地は、福建の…

羅布麻茶

○羅布麻茶 羅布麻は中国の吉林省以南の江蘇、安徽、さらに西方の内モンゴル、陜西、甘粛、新疆など、広域に自生するキョウチクトウ科の宿根草で、繊維質に富んで麻のように用いられてきたところから、紅麻、野朝、沢漆麻など各地で多くの異名がある。また、…

紅花

○紅花 紅花はキク科の一年草で、サフラワー(英名)とも呼ばれる。夏に咲く紅黄色の花を摘み取って薬用や染料、口紅などに用いたことから、古名を末摘花という。開花後、花冠が赤くなった花を集めて乾燥したものが生薬の紅花(こうか)で、漢方薬の古典・菌…

セレン

○セレン 元素記号はSe。人の必須微量ミネラルの一つで、近年、特に注目されている元素である。 まず、老化をはじめ、多くの疾病の原因となる活性酸素の発生を抑え、過酸化脂質を取り除く抗酸化剤としての役割は見逃せない。さらに、ガンの発生を抑え、転移…

烏骨鶏エキス

○烏骨鶏エキス 烏骨鶏は鶏の一種で東アジアの原産。皮・肉・骨が黒紫色をしているところから、烏の文字が当てられたが、中国産のものは全身が柔らかな白い羽毛で覆われているので、絹糸鶏ともいう。韓国産のものには羽毛が黒いものもある。 漢方の古典・本草…

香酢

○香酢 香酢は、中国江蘇省南部の都市・鎮江で造られる黒酢の一般的な呼称だが、黒酢といっても、日本の米酢とは製法も原料も異なる。鎮江香酢の原料はもち米と麦ふすまで、もち米を蒸して酒に仕込む。次にこの酒に籾殻を加え、甕で自然発酵させる。この発酵…

鯉エキス

○鯉エキス 鯉は淡水魚の中でも寿命の長い魚としてよく知られ、現在北半球では寒冷地を除くアジア、ヨーロッパ、北米、東南アジアに、南半球ではオーストラリア、ニュージーランドでも繁殖している。中国では「鯉は川を上り龍になる」という言い伝えから、糖…

ゴマリグナン

○ゴマリグナン ゴマに含まれるリグナン類を総称してゴマリグナンという。リグナンとは水溶性食物繊維の一種で、顕花植物の茎や根、種子などに配糖体や遊離の状態で存在する。ゴマの種子には、セサミン、セサミノール、セサモール、セサモリノール、セサモリ…

トナカイ角エキス

○トナカイ角エキス 強靭な生命力を示すオットセイや蛇の体内に神秘的な力の根源が宿されていることを信じた古代の人々の知恵と洞察力は、鹿の角に潜む力をも見抜いて、それを生薬に変えた。すなわちマンシュウジカ、またはハナシカの雄の、まだ骨質化してい…

海藻(ケルプ)エキス

○海藻(ケルプ)エキス 昆布やワカメ、ひじきなどに代表される海藻類はミネラルの宝庫といわれ、カルシウム、リン、亜鉛、ヨードなどが特に多く含まれている。ヨードは甲状腺ホルモンを作る原料となる成分で、新陳代謝を高める作用があり、老化防止や若返り…

フーディア・ゴードニー

○フーディア・ゴードニアフリカに原生するフーディア・ゴードニ(学名Hoodia gordonii)というサボテン。過剰な食欲を抑える。ボツワナ共和国のカラハリ砂漠にすむ先住民サン族は、狩に出るときフーディアを携帯し、これを少しずつかじって飢えと渇きをしの…

オリーブ油

○オリーブ油 オリーブの果実は、品種を問わず強い苦味があり生食できないが、塩漬け(ピックル)にした果実は脂肪分を含んで独特の風味を持ち、栄養価も高い。この熟した果実の実からはオリーブ油(果実重量の15〜20%に達する)が作られる。また、核か…

山芋(ヤマイモ)

○山芋(ヤマイモ) 山芋はヤマノイモ科の蔓性植物で、通常は自然薯(ジネンジョ)、大薯(ダイショ)、ヤマノイモの3種類を含む総称である。 自然薯は日本原産で、食用とする担根体(茎と根の付け根が肥大したもの)を地中深く直下させる。大薯は熱帯、亜熱…

レヴィアル アルガンオイル

◎レヴィアル アルガンオイルアルガンツリーは世界中でも他に類を見ない種でありモロッコ南西部地域のサハラ砂漠だけにしか見られません。この木は七年間一滴も雨が降らなくても枯れないという強靭な生命力があります。 干ばつの時期には葉は一枚も無く、すっ…

アルガン油(アルガンオイル)

○アルガン油(アルガンオイル) アルガンオイルはモロッコ南西部に生育する樹木アルガンツリーの果実の種子から採られる植物性油である。モロッコでは古くから、サハラ砂漠の先住遊牧民(ベルベル族)の間で料理屋薬用・美容目的として使われてきた。伝統医…

ハトムギ

○ハトムギ ハトムギ(鳩麦)はイネ科の一年生植物で、中国南部から東南アジアの地域が原産地といわれる。薬用としての歴史は古く、神農本草経にも、「久しく服すれば、補虚、益気、軽身などの効果がある」と効能が記されている。 ハトムギの漢方名はヨクイニ…

ショウガ(生姜)

○ショウガ(生姜) ショウガ科の多年生草木で、インド原産とされているが、野生種は発見されていない。高温多湿を好み、日本では7月9月頃にかけてよく生育する。食用とする塊茎部分は多肉で黄色、繊維質で芳香と辛味がある。ヨーロッパではすでに1世紀頃…

根昆布

○根昆布 根昆布とは、昆布の根元寄りの固い部分を指す呼び方で、昆布の種類ではない。従来は商品価値が低いために廃棄されていたのであるが、カルシウム、ヨードなどのほか、ぬめりの成分である食物繊維のアルギン酸など特筆すべき機能成分の宝庫であること…

プロテイン

○プロテイン プロイテンとは英語でタンパク質のことであるが、健康食品として捉えた場合は、特に高タンパク質といった意味合いを持つ。 タンパク質は摂取する絶対量も大事だが、必須アミノ酸の含有バランスが大切で、この条件を満たした食品が高タンパク食品…

りんご酢(バーモントリンゴ酢)

○りんご酢(バーモントリンゴ酢) リンゴ酢が健康食品として、広く知られるようになったのは、アメリカからバーモント療法が紹介されてからである。カナダとの国境に近いバーモント州には古くから伝えられた民間療法があり、そのせいか、アメリカで最も長寿…

杜仲茶

○杜仲茶 神農本草経に上薬として収載されている杜仲は、中国西南部原産トチュウ科の落葉高木トチュウの樹皮である。古くから不老長寿の高貴薬として珍重され、現代中国の医薬処方(中薬)にも用いられているが、樹皮とは別にの葉の部分にも薬効が期待され、…